世界大百科事典(旧版)内のGiaever,I.の言及
【トンネル効果】より
… 超伝導体と薄い酸化物の膜で構成されるトンネル接合では二つのトンネル効果がよく知られている。一つは,60年,ジェーバーIvar Giaever(1929‐ )が発見した効果で,2種の超伝導体の間,または常伝導金属と超伝導体の間で電子によるトンネル電流が生ずる現象である。この効果は超伝導体のエネルギーギャップの存在を実験的に証明し,その大きさを決定する有力な手段となった。…
※「Giaever,I.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」