gievre(その他表記)gievre

世界大百科事典(旧版)内のgievreの言及

【太鼓】より


[構造]
 構造の主要部分は,音を生み出すために必要な,膜の緊張を保持する機構と,膜の振動を太鼓の音として特徴づける機能をもつ胴の形態である。(1)膜 膜の形は一般に緊張力に有利な円形であるが,楕円形(ラップランドのギーブルgievre),四角形(ドゥッフ),多角形(ダッフおよび中国のタンバリン),あるいは木の幹の断面そのままの不規則な形を残しているもの(アフリカ)などがある。材料は主として動物の革で,初期には水生動物(魚,爬虫類),後になって陸生動物が用いられるようになったといわれているが,現在もなおエジプトのダルブッカ,ハワイ諸島のパフ・フラpahu huraなどには魚,中国大陸,インドシナ半島,南アメリカではわずかではあるが蛇,オセアニア各地ではトカゲの皮が用いられている。…

※「gievre」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

グリーンランド

北大西洋にある世界最大の島。デンマーク自治領。中心地はヌーク(旧ゴートホープ)。面積217万5600平方キロメートルで、全島の大部分は厚い氷に覆われている。タラ・ニシンなどの漁業が行われる。グリーンラ...

グリーンランドの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android