世界大百科事典(旧版)内のGilchrist,P.C.の言及
【トマス】より
…とくにベッセマー法で問題になっていた脱リンに関する研究を中心においていたが,1877年,実験用の転炉の内張りを生石灰と水ガラスでつくったところ,非常に脱リン効果の高いことを発見した。ここから,転炉の内張りにドロマイトのような塩基性の材料を使うと脱リンができることを思いつき,従弟ギルクリストP.C.Gilchrist(1851‐1935)の協力を得て製鉄所の転炉でも実験に成功し,78年に特許を取得した。この方法をトーマス転炉法(転炉)という。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」