世界大百科事典(旧版)内のgromaの言及
【測量】より
…ローマ時代の測量手段はこれ以前のものと大きな差は見られないが,測量機器,方法の中部ヨーロッパへの普及が著しい。ローマ時代には道路網の整備や地籍調査が国家的に実施されているが,そのために重要な役割を果たしたのはグロマgromaとよばれる直角器の一種である。グロマは木の棒2本を互いに直交させ,その四つの腕の先からおもりをつけた紐をたらしたもので,その紐を使って照準を合わせることで角度を直角に合わせることができた。…
※「groma」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」