世界大百科事典(旧版)内のGyulaiP.の言及
【ハンガリー】より
… 独立戦争(1848年革命)に敗れ,オーストリアの抑圧やテロなどの苦難の時代が続くが,この時代に活躍したアラニュやマダーチなどの作品は,時代を反映したペシミスティックなものが多い。ほかに,小説家ケメーニKemény Zsigmond(1814‐75),寓意詩のトンパTompa Mihály(1817‐68),詩人のバイダVajda János(1827‐97),評論家ジュライGyulai Pál(1826‐1909)らが活躍した。 この後,1867年にオーストリアとのアウスグライヒ(妥協)により二重帝国が形成され,醒めた現実政治により経済的安定がもたらされ,散文が開花する市民社会の時代を迎えた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」