世界大百科事典(旧版)内のHargobindの言及
【シク教】より
…宥和政策を旨としたアクバル帝のときは比較的平穏であったが,アクバル帝の死後,ジャハーンギール帝のとき,ムガル帝国内部の権力闘争にまきこまれ,グル,アルジュンは逮捕され,拷問を受け,ついにはみずから命を絶った。 第6代のグル,ハルゴービンドHargobind(在位1606‐45)は,シク教団に軍隊を作るべきであるというグル,アルジュンの遺命を受けて,多くの改革を行った。まず彼は,グルになるときの即位式の際,行者の衣ではなく,王としての衣と剣を身に着け,みずから武術をみがき,親衛隊を組織し,信者からの寄進の内容を,従来の金品に替え,馬や武器を重点とした。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」