世界大百科事典(旧版)内のHartlaub,G.F.の言及
【新即物主義】より
…ノイエ・ザハリヒカイトNeue Sachlichkeitの訳。第1次大戦後のドイツ美術における新しい具象的傾向に対して名づけられた言葉で,マンハイム美術館長ハルトラウプGustav Friedrich Hartlaub(1884‐1963)が主宰した美術展(1925)の名称に由来する。第1次大戦中から戦後にかけてのイタリアの形而上絵画と擬古典主義,ピカソらの新古典主義,ダダの即物志向などから影響を受けながら,敗戦後のドイツでは,戦前の黙示録的,抽象的,情熱的な表現主義への反動として事象を冷静な視覚でとらえるさまざまな傾向が現れた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」