世界大百科事典(旧版)内のhemopeumothoraxの言及
【血胸】より
…胸の中(胸腔)に血液が貯留した状態をいう。胸腔に隣接した部分の血管が破れ,血液が流出,貯留するためで,胸壁外傷,肺の損傷,動静脈の断裂・破裂などにより発生する。気胸を起こして外気がともに貯留すると血気胸hemopneumothoraxの状態となる。一種の出血であるから,量が多くなるときは外科的に止血しなければならない。また,貯留した血液が多いときは,血液が吸収されずに,胸腔の感染や貯留血液の器質化による呼吸障害を起こすため,貯留した血液を除去しなければならない。…
※「hemopeumothorax」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」