世界大百科事典(旧版)内のHorapollōnの言及
【アレゴリー】より
…(3)エンブレマータの流行 ルネサンス以降のアレゴリー志向をとくに推進させたものに,〈エンブレマータEmblemata〉(寓意,標章図像集)の出版がある。その契機は1419年,アンドロス島で発見された4世紀のアレクサンドリアの文法学者ホラポロンHorapollōnのギリシア語の写本《象形文字》である。この書のなかで,著者はエジプトの〈極秘の修法〉と呼ばれる象形文字の判じ絵的要素に注目し,文字の役割を果たす動物のアレゴリー(例えば,鹿は〈長寿〉,コウノトリは〈父母への愛〉)などを詳しく解明した。…
※「Horapollōn」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」