世界大百科事典(旧版)内のHuldaの言及
【アマ(亜麻)】より
…そこでイギリスでは,夏至の日にかがり火をたき,それを飛び越えて豊作を祈るまじないとした。英名flaxは〈皮をはぎ繊維を採ること〉を意味する古チュートン語に由来しているが,これを人間に教えたのは大地の女神フルダHuldaといわれ,伝承によれば女神はチロルのウンターラッセン近くにある洞穴から,夏と冬の2回地上へ現れ,人々の働きぶりと亜麻の育ちぶりを見て回るという。もしも人々が十分な労働をしていなければ,翌年の収穫量は減らされることになり,したがって花ことばにも〈家事熱心〉が選ばれている。…
※「Hulda」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」