世界大百科事典(旧版)内のHullihen,S.P.の言及
【口腔外科】より
…しかし,歯科医学の体系が整ってきたのは17世紀ころからといわれ,抜歯,歯肉剝離(はくり)などの口腔外科小手術器具の開発が行われるようになった。19世紀になり,アメリカにおける口腔外科の父といわれているフーリヘンSimon P.Hullihen(1810‐57)が初めて口腔外科手術の中に口唇・口蓋形成手術などを取り入れ,口腔外科医oral surgeonを初めて名のったのはギャレットソンJ.E.Garretsonだといわれる(1869)。20世紀に入り,塩酸プロカインの発見(1905)により抜歯術が確立され,以来,抜歯のみならず顎・口腔領域の外科的処置の開発がなされた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」