IbnBābūya(その他表記)IbnBabuya

世界大百科事典(旧版)内のIbnBābūyaの言及

【十二イマーム派】より

…スンナ派と同様に聖典コーランに次ぐ第2の典拠としてハディースを認めるが,さらに各イマームの言行をまとめた聖言行録(アフバールakhbār)をも重視する。この派の権威ある聖言行録はブワイフ朝下に成立し,クライニーKulaynī(?‐939∥940)の《宗教の学問の大要al‐Kāfī fī ‘ilm al‐dīn》,イブン・バーブーヤIbn Bābūya(923ころ‐991)の《法学者の許に行かなくとも済む書Man lā yaḥḍruhu al‐faqīh》,トゥーシーṬūsī(995‐1067ころ)の《ハディースの検討Kitāb al‐istibṣār》および《イスラム法の仕上げKitāb al‐tahdhīb al‐aḥkām》の4書である。この聖伝に従い,法学者の解釈に余地を与えまいとする主張は17世紀のアフバール派にみられた。…

※「IbnBābūya」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

USスチール買収問題

日本製鉄は2023年12月、約141億ドル(約2兆2千億円)で米鉄鋼大手USスチールを完全子会社化する計画を発表した。国内の鉄鋼市場が先細る中、先進国最大の米国市場で、高級鋼材需要を取り込み、競争力...

USスチール買収問題の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android