世界大百科事典(旧版)内のIlexの言及
【モチノキ】より
…赤い実のなるモチノキ科の常緑小高木(イラスト)。樹皮から良質の鳥黐(とりもち)をとり,また樹形を整えて庭に植える。高さ15m,径50cmに達し,密に分枝する。幹の樹皮は灰白色で褐色を帯びる。葉は互生し,長楕円形で長さ4~8cm,革質で表面は深緑色を呈する。雌雄異株で,4月前年枝の葉腋(ようえき)に淡黄緑色の小さい花を束生し,各花は4枚の平開する花弁をもつ。おしべは4本。晩秋径1cmほどの球形の核果が赤く熟し,小鳥が好んで食べる。…
※「Ilex」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」