ImPACT(読み)いんぱくと(その他表記)ImPACT

知恵蔵mini 「ImPACT」の解説

ImPACT(インパクト)

“Impulsing Paradigm Change through Disruptive Technologies Program”の略語で、日本語では「革新的研究開発推進プログラム」が正式な名称政府の科学技術・イノベーション政策の司令塔とされる総合科学技術・イノベーション会議が主導するプログラムで、実現すれば産業や社会のあり方に大きな変革をもたらす革新的な科学技術イノベーションの創出を目指している。同プログラムの研究テーマとしては、(1)情報ネットワーク社会を超える高度機能化社会の実現、(2)資源制約からの解放とものづくり力の革新、(3)生活様式を変える革新的省エネ・エコ社会の実現、(4)少子高齢化社会における世界で最も快適な生活環境の提供、(5)人知を超える自然災害ハザードの影響を制御し、被害を最小化、などが柱となっている。同プログラムの一環として、理化学研究所は2018年度から、核のごみに含まれ放射線量が半減するのに650万年かかる放射性物質「パラジウム107」を、宝飾品歯科治療、車の排ガス浄化用触媒などに使われる無害な貴金属「パラジウム106」に変える実証実験に着手する。

(2017-2-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ImPACT」の意味・わかりやすい解説

ImPACT
いんぱくと

革新的研究開発推進プログラム

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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