世界大百科事典(旧版)内の《Institutionesgrammaticae》の言及
【ラテン語教育】より
…ラテン語が独自の理論的分析をうけるのは,4,5世紀,つまりいわゆる〈俗ラテン語〉の時代以降のことである。4世紀のドナトゥス,5~6世紀のプリスキアヌスをもって代表者とするが,ことに後者の《文法教程(文法提要)Institutiones grammaticae》全18巻は,文法理論の標準的な教則本として,後世に長く使用された。
[ヨーロッパ中世におけるラテン語の地位]
ヨーロッパ中世では,ラテン語は唯一の公用普遍語であった。…
※「《Institutionesgrammaticae》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」