世界大百科事典(旧版)内のinterleukin-2の言及
【リンパ球】より
…また,上記T細胞サブセットが産生する因子には,それぞれ抗原特異的なものと,抗原非特異的なものとがある。このなかで,ヘルパーT細胞が産生するT細胞増殖因子は,インターロイキン‐2 interleukin‐2(IL‐2)とも呼ばれ,ヒトではその一次構造も決められており,分子量1万5000の糖タンパク質重合体である。 休止期T細胞がその表面の抗原受容体に対応する抗原と反応すると,細胞周期のG1期に入り,ここで増殖因子と反応する受容体を合成し,これが細胞表面に出て,増殖因子と反応すると,ここでG1期のT細胞は,DNA合成を始めるS期に入る。…
※「interleukin-2」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」