世界大百科事典(旧版)内のinternationalstyleの言及
【近代建築】より
…
【西洋】
[近代建築の概念]
〈近代建築Modern Architecture〉という言葉は西洋において,近代産業社会の中で生み出された建築全体に対して用いられる。過去の様式(歴史的様式)から離脱し,鉄,ガラスなどの新しい建築材料を用いた建築を生み出した19世紀末から20世紀初頭の建築に対しては,一般に〈近代運動Modern Movement〉という呼称が,また,過去の様式にはよらない新しい造形が確立された1920~30年代の建築に対しては〈国際様式International Style〉もしくは〈国際近代International Modern〉という呼称が用いられる場合が多い。 建築運動の中で〈近代〉という言葉が最初に用いられるのは,1860年ロンドンの建築協会の集会における〈近代主義Modernism〉という発言であったといわれ,そこでの,様式的に過去から離反しようとする意識は近代建築の基本的性格でありつづけた。…
【国際様式建築】より
…1920年代から50年代にかけての近代建築の造形傾向を指すのに最もよく用いられる,建築様式の名称。インターナショナル・スタイルinternational styleともいう。1932年ニューヨーク近代美術館で現代建築展が企画されたおり,担当したヒッチコックHenry‐Russel HitchcockとP.C.ジョンソンが著した書名に由来するという。…
※「internationalstyle」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」