世界大百科事典(旧版)内のIntramurosの言及
【パシグ[川]】より
…全長24kmと短いが水量は豊富で,マニラ市内の景観に色を添える。スペイン時代の城郭都市イントラムロスIntramurosは河口左岸に,現在の大統領宮殿は右岸の河口から4kmの地点にある。パシグとはピリピーノ語で川もしくは砂の堤防の意である。…
【マニラ】より
…またスペイン人到来以前から中国人商人が訪れ,16~17世紀には日本の商人も訪れ,日本人町(南洋日本人町)が形成された。当時はパシグ川河口左岸に築構された城郭都市イントラムロスIntramurosが中心で,そこには要塞はもとより総督府,大司教府,カトリック各派教会,大会堂,市会会館,公立学校,大学,病院などが立ち並び,スペイン人のみがこのなかで生活した。フィリピン人や中国人集落(パリアン)はその周辺に配置された。…
※「Intramuros」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」