世界大百科事典(旧版)内のkôe-chapの言及
【ケチャップ】より
…catchup,catsupとも書く。東南アジアから中国南部にかけての地域で古くから調味に用いられてきた塩蔵魚貝類の浸出液に起源をもつもののようで,中国福建省厦門(アモイ)周辺ではこうした魚醬(ぎよしよう)をケチャップ(kôe‐chap)と呼ぶところがあり,類語は各地にあった。これが伝わったものか,18~19世紀のイギリスの料理書には,カキ(牡蠣),マッシュルーム,クルミ,キュウリのほか,魚や漿果(しようか)類に食塩,酒,香辛料などを配した各種のケチャップが記載されている。…
※「kôe-chap」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」