世界大百科事典(旧版)内のKöllnの言及
【ベルリン】より
…こうした〈世界都市〉的性格が,東西に分裂したのちも,ドイツ第一の都市としてのベルリンの地位を支えたといえよう。
[交易都市から宮廷都市へ]
現在のベルリンの起源となるベルリンとケルンKölln(アルト・ケルン)という二つの町が歴史上初めて文献に登場するのは,1237年および44年のことである。マクデブルクやライプチヒからオーデル川へ抜ける通商路のシュプレー川渡河点に位置する両市は,軍事的色彩の強いシュパンダウSpandauやケペニックKöpenick(1912年にベルリンに合併)とは異なり,商品集積地として発展をとげ,1307年に司法,行政面で一体化するとともに,59年ハンザ同盟に加入し,ブランデンブルクの最重要都市となった。…
※「Kölln」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」