Kühne,W.(その他表記)KuhneW

世界大百科事典(旧版)内のKühne,W.の言及

【酵素】より

… 酵素はこうして生命現象そのものと決して不可分ではないという認識がしだいに深まってきたが,有名なJ.F.リービヒとL.パスツールの生気論争,またE.ブフナーによる酵母の無細胞抽出液によるアルコール発酵の達成(1896)を頂点として,酵素分子が生体内の代謝を行うタンパク質性の触媒であることへの理解が深まっていったが,決定的な証拠はまだ得られなかった。その間,キューネWilhelm Kühne(1837‐1900)は,〈酵母の中に存在するもの〉の意味するギリシア語をもとにEnzymという名を付与した(1878)。 酵素がタンパク質であることを決定的に示したのはサムナーJames Batcheller Sumner(1887‐1955)によるナタマメウレアーゼの結晶化の成功(1926)であった。…

※「Kühne,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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