世界大百科事典(旧版)内のKahveKhāneの言及
【コーヒー】より
…このアラビア語がトルコに入って〈カフウェkahve〉となり,やがて17世紀にヨーロッパ各地に広まり,コーヒーまたはカフェという世界的な通用語を生むに至る。 トルコへは1517年セリム1世のエジプト遠征によって伝わり,54年にはイスタンブールに最初の華麗なコーヒー店Kahve Khāneが開かれ,市民はあげてこの店へつめかける状況であった。コーヒーにたいする渇仰(かつごう)ともいうべき風潮やコーヒー店でかわされる政治談議は,為政者にとって危険な現象と映じ,コーヒー店やコーヒーの飲用に干渉,弾圧が加えられることもあった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」