世界大百科事典(旧版)内のKaraitesの言及
【ユダヤ教】より
…10世紀まで,前時代の伝統を継承したバビロニアが中心であったが,それ以後ユダヤ人共同体は,イスラム教徒が支配する北アフリカとスペインで繁栄した。当時,カライ派Karaitesと呼ばれるセクトが発生し,口伝律法の権威を否定して各自が成文律法(旧約聖書)を直接解釈するべきであると説いた。一時,大勢力になったが,結局,余りにも厳格な律法主義に陥り,広く民衆の支持をえることができなかったため急速に衰退した。…
※「Karaites」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」