世界大百科事典(旧版)内のKaufmannswissenschaftの言及
【商品】より
…率直にいって,それはドイツ語圏と日本とである。すなわち,ドイツ語圏では,数百に分断されていた18世紀初期の領邦国家の時代に,主邦プロイセンを中心に,商人学Kaufmannswissenschaftが興され,その重要な一つの分科として,Waarenkundeという名称の学問がスタートしたのである。もっとも,その先駆的業績としては,アラブの商人ディマシュキーAbū al‐Faḍl al‐Dimashqīの書《商業の美徳》(11世紀ころ),地中海商業時代のイタリア人の記録(15~16世紀),その後のフランス人の書(17~18世紀)をあげることができる。…
※「Kaufmannswissenschaft」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」