世界大百科事典(旧版)内のKaunitz,W.A.の言及
【七年戦争】より
…世界史的に見れば,海外植民地をめぐる英仏両大国の権力闘争の一環をなしている。 オーストリアは,シュレジエン奪回をめざす報復戦争にそなえて,カウニッツWenzel Anton Kaunitz(1711‐94)の外交努力により,16世紀いらい敵対関係にあったフランスとの同盟に成功し,さらにロシアの支援をも獲得した。他方フリードリヒ2世は,ハノーファーに利害をもつイギリスから援助金の約束をとりつけていたが,この情勢を前に機先を制してザクセンに侵入し(1756年8月),みずからオーストリアに対し戦端を開いた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」