世界大百科事典(旧版)内のKazin,V.V.の言及
【プロレタリア文学】より
… 17年のロシア革命後,プロレタリア文学は組織的な文学運動の性格を強める。まず〈プロレトクリト〉がその母体となり,ここからは〈鍛冶場Kuznitsa〉派のゲラシモフMikhail P.Gerasimov(1889‐1939),カジンVasilii V.Kazin(1898‐1981)らのプロレタリア詩人群が生まれた。しかし,その観念的ロマン主義にあきたりないD.A.フールマノフ,F.V.グラトコフ,ベズイメンスキーAleksandr I.Bezymenskii(1898‐1973)らの作家,詩人が,22年にプロレタリア文学グループ〈十月Oktyabl’〉に結集し,それがVAPP(ワツプ)(全ロシア・プロレタリア作家協会)に発展するあたりから,ソ連共産党の文芸政策と密接なかかわりをもつようになる。…
※「Kazin,V.V.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」