世界大百科事典(旧版)内のKeith,A.の言及
【キース】より
…20世紀前半に,人類の起源・進化の研究分野で活躍したイギリスを代表する人類学者。足の解剖学的特徴から,ヒトの祖先はメガネザル以前に分岐し,次いで新世界ザル,旧世界ザル,テナガザルと分かれてきた大型類人猿のなかに含まれると考えた(類人猿説)。この類人猿レベルではブラキエーション(腕わたり)をしており,それから人類の二足歩行が導き出されたという(ブラキエーション説)。直接的な化石研究というより,比較解剖に基づく系統発生説といえよう。…
【刺激伝導系】より
…このように洞房結節は心臓の収縮,弛緩のリズム全体を決定しているので,歩調とりまたはペースメーカーpacemakerといわれる。洞房結節の細胞群はイギリスのキースArthur Keith(1862‐1956)とフラックMartin Flack(1882‐1931)により1907年に発見されたもので(それでキース=フラック結節ともいう),他の心房,心室の壁を構成する心筋細胞より小さい。また筋原繊維に乏しいが細胞要素はすべて備えている。…
※「Keith,A.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」