世界大百科事典(旧版)内のkléftikaの言及
【ギリシア音楽】より
…ギリシア本土の民俗楽器として,バイオリン,ラウト,フロイエラ(尺八系竪笛),クラリネット,ズルナ(スルナイ),ダウリ(大太鼓)などがある。 ギリシア民謡は現代ギリシア語の口語体(ディモティキ)で歌われるが,物語歌として重要なジャンルにクレフティカkléftikaがある。これは1820年代の解放戦争で,クレフティスと呼ばれた義賊が支配者のトルコ人を敵にまわしての英雄的行為をたたえて歌ったもので,無拍のリズムと各シラブルを引きのばして起伏をつけていくメリスマ的な歌い方を特徴とする。…
※「kléftika」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」