Kolberg,O.(その他表記)KolbergO

世界大百科事典(旧版)内のKolberg,O.の言及

【スラブ学】より

…ロシアでは言語学者ないし文献学者のブスラーエフFyodor Ivanovich Buslaev(1818‐97),ポテブニャAleksandr Afanas’evich Potebnya(1835‐91),年代記の研究で知られるシャフマトフAleksei Aleksandrovich Shakhmatov(1864‐1920),文学研究のベセロフスキーAleksandr Nikolaevich Veselovskii(1838‐1906),総合的な《スラブ文学史》のプイピンAleksandr Nikolaevich Pypin(1833‐1904)などが輩出し,またポーランド出身の言語学者ボードゥアン・ド・クルトネ,クルシェフスキMikołaj Kruszewski(1851‐87)もおもにロシアで活動した。ポーランドでは《ポーランド語語源辞典》のブリュクネルAleksander Brückner(1856‐1939),民俗学のコルベルクOskar Kolberg(1814‐90),チェコではスラブ古代史のニーデルレLubor Niederle(1865‐1944)などが知られる。 西ヨーロッパのスラブ学は,前述のウィーンを除けば,ドイツとフランスが中心となっており,ドイツでは古代教会スラブ語を研究したレスキーンAugust Leskien(1840‐1916),ディールスPaul Diels(1882‐1963),《ロシア語語源辞典》のファスマーMax Vasmer(1886‐1962),バルト・スラブ関係研究のトラウトマンReinhold Trautmann(1883‐1951),フランスではインド・ヨーロッパ語学者で《共通スラブ語》のメイエ,ロシア文学研究のマゾンAndré Mazon(1881‐1967)などの名があげられる。…

【ドゥムカ】より

…ウクライナではシェフチェンコなどが悲歌的な詩にこの名を冠した。19世紀後半のポーランドや西ウクライナの民謡収集家(コルベルクOskar Kolberg(1814‐90)など)が農民の不幸な運命を歌った抒情的民謡を一般にドゥムカと呼ぶようになった。器楽曲ではF.リストのピアノ曲《ボロニンツェの落穂拾い》(1848)が早い例であり,ドボルジャークはピアノ曲《ドゥムカ》作品35(1876)と12(1884?)や《ピアノ三重奏曲ホ短調》(1891)などに広く用いている。…

【ポーランド音楽】より

…19世紀後半にはポーランド最初の交響詩《草原地帯》(1897)を書いたノスコフスキZygmunt Noskowski(1846‐1909)と作曲家・教育家のジェレンスキWładysław Żeleński(1837‐1921),歌曲,ピアノ曲のパンキエビチEugeniusz Pankiewicz(1857‐98),名バイオリン奏者のビエニアフスキが現れた。またコルベルクOskar Kolberg(1814‐90)は約2万6000曲の民謡を収集し研究して《ポーランド民謡集》を生存中33巻出版した。その後,現在まで約60巻出版された。…

【民謡】より

…まず,民謡の歌詞と旋律に関しては,19世紀中ごろからしだいに研究が盛んになってきた。ドイツにおけるツッカルマリオAnton Wilhelm Florentin von Zuccalmaglio(1803‐69),エルクLudwig Christian Erk(1807‐83),ベーメFranz Magnus Böhme(1827‐98),ロシアにおけるバラーキレフ,ポーランドにおけるコルベルクOsker Kolberg(1814‐90),さらに,イギリスにおけるシャープCecil James Sharp(1859‐1924),ハンガリーにおけるバルトークやコダイら,多くの業績を残している。この種の研究者の間に協力関係をつくるために1947年に国際学会が設立された。…

※「Kolberg,O.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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