世界大百科事典(旧版)内のKrönig,A.K.の言及
【統計力学】より
…これらの事情が力学への信頼を高め,1850年ころの動力学的理論復活への道を開いたという。 動力学的理論の学界における復活は,まずクレーニヒAugust Karl Krönig(1822‐79)によってなされた。彼は気体内の分子は定まった平衡点のまわりに振動しているのではなく,定速度で直線状の並進運動をしているとし,分子が対向する壁面間を往復するとして一壁面に衝突する分子数を求め,理想気体の状態方程式を導いた(1856)。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」