世界大百科事典(旧版)内のKramer,G.の言及
【渡り】より
…この実験から渡りの方向は遺伝的に定められていることがわかった。ドイツのクラマーG.Kramerはホシムクドリを等間隔に窓をつけた円形のかごに入れ,窓から光を入れたところ光線に対してある一定の方向を示し(定位),曇天ではまったく方向性を示さないことを発見した。イギリスのマシューズG.V.T.Matthewsはさらにこの実験から考えを発展させて太陽弧によって鳥が方向性を見いだしている,つまり鳥が太陽コンパスをもっているという説を出した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」