世界大百科事典(旧版)内のKrohn,J.の言及
【クローン】より
…フィンランドの民俗学者。フィンランド民俗学の創始者ともいうべき父ユリウス・クローンJulius Krohn(1835‐88)のあとをうけて,民族叙事詩《カレワラ》研究に一時期を画し,父の創出した〈歴史・地理学的方法論〉を昔話研究を通して確立,弟子のアールネと共にフィンランド学派の評価をゆるぎのないものにした。ヘルシンキ大学最初の民俗学担当講師に任ぜられ,やがてフィンランド民俗学および比較民俗学,フィンランド語,フィンランド文学の教授を永年つとめ,研究のかたわら,すぐれた教師として広い分野にわたって有能な後継者を育成し,フィンランド学派の方法論と学風を浸透させた。…
【フィンランド】より
…正式名称=フィンランド共和国Suomen Tasavalta∥Republic of Finland面積=33万8145km2人口(1996)=513万人首都=ヘルシンキHelsinki(日本との時差=-7時間)主要言語=フィンランド語,スウェーデン語通貨=マルッカMarkkaヨーロッパの北部を占める共和国。フィンランドは英語名で,自称名はスオミSuomi。国土の面積は日本より少し小さい。その約3分の1は北極圏にあり(最北端は北緯70゜05′30″),アイスランドに次いで世界で最も北に位置する国である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」