Kroll,W.J.(英語表記)KrollWJ

世界大百科事典(旧版)内のKroll,W.J.の言及

【チタン】より

…1925年,オランダのファン・アルケルA.E.Van Arkelがヨウ化チタンの熱分解法で比較的純粋なチタンをつくり,きわめてすぐれた性質をもつことが明らかにされてから,多くの研究が重ねられたが,高温で酸素や窒素,空気中の水分と結合しやすいため単体金属を得ることは困難であった。40年ドイツのクロルW.J.Kroll(1889‐1973)が塩化チタン(IV) TiCl4のマグネシウム還元法,いわゆるクロル法を発明してから,炭素,窒素および酸素の含有量の少ない金属チタンが工業的に利用されるようになった。
[存在]
 古くは希元素に分類されていたが,地殻中の存在度が高く,しかもきわめて広く分布し,土壌中には酸化チタン(IV) TiO2として約0.6%含まれている元素である。…

※「Kroll,W.J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android