世界大百科事典(旧版)内のlabrysの言及
【斧】より
…さらに,斧には斧身の一端に縦斧の刃,他端に横斧の刃をそなえつけた縦横両用斧axe‐adze(ハンガリー青銅器時代),斧身の両端に縦斧の刃をつけた両頭斧(両頭縦斧double‐axe)がある。後者は戦闘用の斧(闘斧battle‐axe)としても名高く(ヨーロッパ新石器時代後期~青銅器時代),また,ミノス文明では祭儀用に発達してラブリスlabrysとよばれ,宗教上のシンボルとなった。 斧身は使用中に脱落しないように柄にしっかり着装しなければならない。…
※「labrys」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」