世界大百科事典(旧版)内のlaylaalqadrの言及
【断食】より
…イスラム教徒の用いるヒジュラ暦は太陰暦で,太陽暦とは一致しないため,ラマダーン月が夏季になることもあり(たとえばヒジュラ暦1400年では,西暦1980年7月14日から8月12日まで),水一滴も飲めない30日間の断食は非常な苦しみであるが,それはイスラム教徒の各個人に課せられた義務(ファルド・アイン)なので,ともに苦しみに耐える信者の連帯意識の高揚に役立つ。ラマダーン月27日の夜はライラ・アルカドルlayla al qadr(力の夜)と呼ばれ,ムハンマドにコーランの下った日とされる。【嶋田 襄平】。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」