世界大百科事典(旧版)内の《Lebalducomted'Orgel》の言及
【ラディゲ】より
…第1次大戦下の銃後の人妻と少年との不倫の恋を描いた小説《肉体の悪魔Le diable au corps》(1923)の発表によってにわかに文名は高まるのであるが,その数ヵ月後に腸チフスのために,彗星のように忽然と他界してしまった。しかし,遺稿として出版された小説《ドルジェル伯の舞踏会Le bal du comte d’Orgel》(1924)は,ラ・ファイエット夫人の《クレーブの奥方》の奇跡のような現代的再現として絶賛された。ほかに,詩集《燃える頰》(1925),戯曲《ペリカン家》(1921上演)などがある。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」