世界大百科事典(旧版)内のleghemoglobinの言及
【空中窒素固定】より
…好気性細菌では環境のO2分圧が上がると,O2消費を著しく増大させ細胞内のO2濃度を下げる。マメ科植物の根粒にはレグヘモグロビンleghemoglobinと呼ばれるO2と可逆的に結合する色素タンパク質があり,これが根粒菌の呼吸に必要なO2を運ぶ役割と,根粒内のO2濃度を下げる役割の両方を担っている。窒素固定ラン藻の多くは,ヘテロシストheterocyst(異質細胞)と呼ばれる特殊な細胞で窒素固定を行うといわれているが,この細胞には光合成の光化学系IIが存在しないので光合成によるO2発生がなく,窒素固定酵素に好条件となっている。…
※「leghemoglobin」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」