世界大百科事典(旧版)内のLeonhard,K.の言及
【非定型精神病】より
…経過が周期性,位相性で,ほとんど人格障害を残さずによくなるという点では躁鬱病に似ているが,精神症状は急性発症の分裂病像を思わせるもので,ときにはなんらかの異常脳波所見を示す例もある。非定型精神病については,これを独立した精神疾患であるとする満田久敏やレオンハルトK.Leonhardらの見方,精神分裂病と躁鬱病の混合であるとするE.クレッチマーなどの立場,あるいは本来内因性精神病は類型論を基礎にした診断名であり,非定型なる概念そのものを認めない考え方などがある。変質精神病,混合精神病といった病名は,ほぼ同様の疾患群をさしている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」