世界大百科事典(旧版)内のLipoveniの言及
【ドブロジャ】より
…またこの時期にパシャ権力の興隆にともない独自の地域的性格をもつようになった。住民構成についてはオスマン支配期にトルコ人,タタール人の入植が目だったが,18世紀にはロシアから移住したウクライナ人,コサック,リポベンLipoveni人(ギリシア正教の異端派のロシア人で独自の村組織をつくり,おもに漁業に従事してきた)やドイツ人もいた。他方18世紀後半からはオスマンの圧政を逃れたブルガリア人,トルコ人(その中にはガガウズGagauz人とよばれるキリスト教徒もいる)もこの地方に定着した。…
※「Lipoveni」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」