世界大百科事典(旧版)内のMarey,É.J.の言及
【写真】より
…光を媒体として物体の像を感光性記録材料の上に画像として記録する方法,およびこれによって得た画像をいう。一般にはレンズを備えたカメラに感光性記録材料として写真フィルムを収め,光の下で被写体を撮影し,現像して写真画像を得る。
【人間と写真の歴史】
[写真の出現]
いわゆる〈写真術photography〉が発明される前に,カメラの原型に相当する装置はすでに存在していた。10~11世紀のアラブの学者アルハーゼン(イブン・アルハイサム)は,日食観測に用いた〈ピンホール〉利用の装置を,光学についての研究報告書のなかで明確に説明している。…
【リュミエール】より
…〈シネマトグラフ〉の発明によって〈映画の父〉と呼ばれるフランスの化学者,写真家,映画監督,映画製作者。ブザンソンの写真家・写真用品工場主の家に生まれ,17歳のとき〈乾板〉を開発し,その世界的販売によってリヨン工場に繁栄をもたらし,1890年代半ばにはジョージ・イーストマンのコダック社と覇を競った。94年にパリで公開されたエジソンの覗(のぞ)き回転盤〈キネトスコープ〉に刺激され,兄オーギュスト・リュミエールAuguste Lumière(1862‐1954。…
※「Marey,É.J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」