Mason,E.S.(その他表記)MasonES

世界大百科事典(旧版)内のMason,E.S.の言及

【産業組織論】より

…今日の産業組織論の研究をリードしたアメリカでは,19世紀末から20世紀初頭にかけて第1波の,1920年代には第2波の大合併運動がおこり大企業体制が確立し,30年代にはイギリスのJ.ロビンソン(《不完全競争の経済学》1933)およびE.チェンバリン(《独占的競争の理論》1933)の寡占理論や,A.A.バーリとG.C.ミーンズらの大企業の性格や重要度の研究(2人の共著《近代株式会社と私有財産》1932)をはじめとする理論・実証の両面における新展開があった。この土壌の上に,40年代にはハーバード大学でメーソンEdward S.Mason(1899‐ )を中心とする経済学者が,市場構造―市場行動―市場成果という今日の産業組織論の分析枠組みの原型を適用して,精力的に個別産業のケース・スタディを進めていった。産業組織論の方法が確立したのはこのころ以降であり,その体系化の功績はベーンJoe S.Bain(1912‐ )に帰せられることが多い。…

※「Mason,E.S.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む