世界大百科事典(旧版)内のMassys,J.の言及
【マセイス】より
…フランドルの画家。Matsys,Matsijs,Metsys,Metsijsとも綴る。ルーバン生れ。1491年アントウェルペン(アントワープ)で自由親方として登録。本格的な制作活動の記録は〈聖アンナの祭壇画〉(1507‐09)以降である。彼の宗教画の人物はドラマティックな表情に富み,ボスを思わせる怪奇で残虐な人物をも得意とした。他方聖母子の表現にはレオナルド・ダ・ビンチのスフマート(煙の消えるごとく柔らかな陰影)の影響を示す。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」