世界大百科事典(旧版)内のmatingtypestructureの言及
【接合】より
…接合過程の第1の特徴として,接合は相補的な1対の接合型の間で起こることが挙げられる。クラミドモナスでは,光学顕微鏡では区別できないが,微細構造レベルでは異なる二つのタイプの配偶子がみられ,鞭毛の近くにデスモソームに似た接合型構造mating type structure(MTS)があって葉緑体遺伝子を選択的に伝播(でんぱ)する配偶子は(+)型,(+)型配偶子より単純な微細構造をもつ配偶子は(-)型と定義される。アオミドロでは,接合子のできる側の配偶子は雌,それに進入するほうの配偶子は雄とされる。…
※「matingtypestructure」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」