Mayne,W.(英語表記)MayneW

世界大百科事典(旧版)内のMayne,W.の言及

【児童文学】より

…C.S.ルイスが架空の国ナルニアの7部の物語(《ナルニア国ものがたり》1950‐56)で善悪の問題を取り扱い,トラバーズP.L.Traversの〈メリー(メアリー)・ポピンズ〉5部作(1934‐82)はユーモアをこめて新しい魔女をつくり出し,ノートンM.Nortonも人間から物を借りてくらす小人たちのミニアチュア世界を5部作(1952‐82)で描いてみせた。 ファンタジーはイギリス児童文学の真骨頂というべく,その後もピアスP.Pearce《トムは真夜中の庭で》(1958)やボストンL.M.Bostonの〈グリーン・ノウ〉(1954‐76)の連作,ホーバンR.Hobanの《親子ネズミの冒険》(1967),ガーナーA.Garnerのウェールズ伝説に根ざした諸作(1960‐),メーンW.Mayneの《地に消える少年鼓手》(1966)などの秀作が生まれ,1950年代から60年代の隆盛期を現出させた。72年には動物ファンタジー《ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち》がアダムズR.Adamsによって書かれた。…

※「Mayne,W.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android