世界大百科事典(旧版)内のMcKay,H.D.の言及
【犯罪学】より
… アメリカ犯罪社会学の犯罪・非行理論のうち1930年代から50年代ごろまでの理論は,個人の非行文化への接触と非行文化の伝達の過程を問題とするシカゴ学派の理論と,犯罪・非行を社会構造との関係でとらえるアノミー理論の二つの流れに大別することができる。シカゴ学派からはショーC.R.ShawとマッケーH.D.McKayの〈文化伝達理論〉とサザランドE.H.Sutherlandの〈異質的接触(ディファレンシャル・アソシエーションdifferential association)の理論〉の互いに関連する理論が発展した。前者は非行多発地域の実証的研究に基づき,そこには住民の交代にもかかわらず世代を超えて伝達されていく固有の非行文化が存在することを指摘した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」