世界大百科事典(旧版)内のmelanocyte-stimulatinghormoneの言及
【MSH】より
…メラニン細胞刺激ホルモンmelanocyte‐stimulating hormoneの略。動物の脳下垂体から,α,βおよびγの3種類のMSHが分離されている。…
【脳下垂体】より
…中間部が発達しているのは魚類や両生類である。これらの動物では,ここからメラニン細胞刺激ホルモンmelanocyte‐stimulating hormone(黒色素胞刺激ホルモン,MSH)が分泌される。これらの動物は暗い所ではこのホルモンの分泌が促され,このホルモンが皮膚のメラニン細胞に働き,のメラニン顆粒を細胞の突起内に拡散させるので,体色が黒くなる。…
【メラニン】より
…メラニンの細胞内における存在様式はさまざまであるが,黒色素胞は,体色変化に関与し,メラノソームの凝集,拡散を調節することにより体色の暗化,明化が行われる。この過程は,黒色素胞刺激ホルモンmelanocyte‐stimulating hormone,メラトニンmelatoninなどのホルモンと色素胞神経によって支配されていることが知られている。メラニンは生体に過剰の光線に対する防御機構として役立っていると考えられるが,脳,副腎髄質などにおける役割は不明である。…
※「melanocyte-stimulatinghormone」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」