世界大百科事典(旧版)内のMendoça,J.G.の言及
【中国学】より
…宣教師たちは,本務遂行の必要からも,中国の事物の調査や情報の収集につとめ,その結果を教団の本部に報告した。これらの情報にしたがって,ヨーロッパに現れた中国に関する最初の書物は,1585年にローマにおいてスペイン語で出版されたアウグスティヌス会の宣教師メンドサJuan Gonzalez Mendoça(1549‐1617?)の《シナ大王国記》であり,ただちにヨーロッパの各国語に翻訳された。とくに著名なのは88年にパリで出版されたフランス訳であり,当時フランス最大の文人で哲学者でもあったモンテーニュの《随想録》にも引用されている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」