世界大百科事典(旧版)内のmerchantcarrierの言及
【海運業】より
…それまでの海運は,商人が積卸地の市場で売買する自己の商品を輸送するために船舶を所有し運航するという自己運送形態(プライベート・キャリアprivate carrier)にあった。つまり,それまでの海運は,商人の運送貿易の手段として商人によって船舶が所有され運航されていた,いわゆるマーチャント・キャリアmerchant carrier(商人船主)に支配され,海運は貿易の中に含まれて一体化し,貿易と未分化の段階にあった。その後歴史が下るにつれて,人および物の海上移動の増加と造船技術や航海技術の発達にともない,他人運送形態(海運専業者)がしだいにその比重を高め,やがて産業革命の浸透による生産力の増大で原料や製品貿易が急増するにいたり,支配的な海運形態となった。…
【交通】より
…職場と家庭の間が高度な通信回線で結ばれ,職場での仕事が家庭でできるようになる職種の人は,将来通勤する必要はなくなるであろうという見方も生まれている。
【交通業】
[経営形態]
輸送は商業機能の重要な部分を占めており,昔は商人が同時に運送人(マーチャント・キャリアmerchant carrier)であった。貿易商はみずから船を保有して航海を行い,貿易を行うことによって多額の利益を得ることができた。…
※「merchantcarrier」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」