世界大百科事典(旧版)内のMercuriale,G.の言及
【スポーツ】より
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[概念]
スポーツとは,競争を中心とする〈近代スポーツ〉,楽しさを中心とする〈ニュー・スポーツ〉,民族的なアイデンティティや儀礼を中心とする〈民族スポーツ〉,癒しや瞑想を中心とする〈瞑想系身体技法〉,健康を志向する〈体操・ダンス〉,自然との接点を求める〈野外スポーツ〉などの総称である。 近代スポーツには,サッカーや野球のようなボールゲーム,走・跳・投の陸上競技,剣道や柔道のような格闘競技,スキーやスケートのような氷雪上の競技,競泳や飛び込みのような水上競技,競馬やドッグレースのような動物のスポーツ,ヨットやボートのような舟のスポーツ,自転車や自動車のような車のスポーツ,ボールルーム・ダンスを中心とする競技ダンス,などが含まれている。…
【スポーツ医学】より
…ヒッポクラテスは散歩,走行,乗馬,相撲,体操などを健康の保持や疾病の治療にきわめて重要なものとしている。このような考え方は西欧医学にも連綿としてうけつがれており,16世紀にメルクリアーレG.Mercurialeによって書かれた《体操書De Arte Gymnastica》には,医療体操の原則について,(1)運動は健康を保持すべきものであること,(2)運動は血液・体液の調和を乱さぬこと,(3)運動は身体各部に適切であること,(4)健康な人は規則正しく運動すること,(5)病気の人は病状を悪化させるおそれのある運動をさけること,(6)回復期の人には個々の状態に応じた運動を処方すること,(7)座りきりの生活をしている人は,第一に運動が必要なこと,などが記されている。この考え方は,現代にも大部分通用するものと思われる。…
※「Mercuriale,G.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」