世界大百科事典(旧版)内のmethylsalicylateの言及
【サリチル酸】より
…誘導体には医薬品や香料とされるものが多い。たとえば,メチルエステルであるサリチル酸メチルmethyl salicylate(融点-0.8℃,沸点223.3℃)は,歯磨きやガム,アイスクリームなど食品用フレーバーとしてのほか,皮膚を刺激することにより逆に深部組織の炎症を和らげる目的で,消炎剤(サロメチールはこの商品名)として用いられる。また,無水酢酸を用いてアセチル化して得られるアセチルサリチル酸acetylsalicylic acid(白色の結晶,融点135℃)は,解熱鎮痛剤(アスピリンはこのドイツのバイエル社の商品名)として著名である。…
※「methylsalicylate」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」